社会に出てみると、日々の仕事に学歴は関係ないと感じることが多いのではないでしょうか。例えば、営業職の場合、大学院卒で売上ゼロの社員より、中学卒の売上上位10%の社員が社内では重宝されるでしょう。でも転職活動をしようと思ったり資格試験を受験しようと思ったりすると、実績でアピールできることがあったとしても、意外と学歴がネックになることってありますよね。
そんな思いがあり、私も通信制の大学で学ぶことを決めましたが、仕事と通信制の大学は両立できるのか?本当に卒業できるのか?など気になることがたくさんありますよね。
通信制の大学を約1年続けてみて感じたことをまとめてみました。
働きながら通信制の大学は卒業できるのか?
結論から言うと、答えはできるです。ただし条件がつきます。
各大学によって卒業要件やシステムが全然違います。
自分のライフスタイルとあった大学を選ばないと、途中で意欲があっても諦めるしかない状況になるので、入学前に大学の制度をしっかり調べておく必要があると思います。
通信制の大学を選ぶときに気をつけること
通信制の大学も資格取得の勉強と似ているのですが、勉強時間の確保ができるかどうかは非常に大切です。特に大学の場合は、最低2年間(編入学ができたとして)、通常だと4年以上、仕事と勉強を両立しないといけなくなります。社会人になると配属された部署や仕事内容により、どうしても数年間は忙しい時間を過ごさないといけない時期があったりしますよね。入学してから人事異動が発生するケースもあるでしょうし、一定期間異動がなさそうな時期を選んだり、その場合には大学を休学するなど、ストレートに卒業できない可能性は十分にあることを考慮しておく必要があります。
他にも、スクーリングが必要な大学なのか、オンラインだけで卒業が可能か、の確認は大切です。スクーリングがある場合は、キャンパス以外にも実施している会場があるのか、平日なのか休日なのか、立地的に通うことが可能か、有給を使って対応が可能か、など多くの検討事項があります。
時間に余裕があり、現役の大学生と同様に勉強して卒業したいと考えている場合にはスクーリングが多く履修できる大学を選んだり、また卒業論文が必須の大学や学部を選ぶのも楽しいと思います。この場合、環境が許すなあ思い切って、社会人を一旦辞めて大学に行くという選択もないわけではないと思いますが、家族の理解など他の面でのハードルは高そうですよね。
働きながら通信制の大学はどのくらい勉強時間が必要か?
勉強時間に関しては、選んだ大学、学部、それぞれが元々持っている知識により、全く変わってくると思います。すでに知っていることが多い得意分野の場合は、ほとんど勉強する必要がないかもしれませんし、教職課程や国家資格取得を目指している場合は、勉強時間ではなく基準ラインをクリアするまで勉強しなければなりませんよね。
産業能率大学に入学してからの1年間の私の勉強時間を考えると、レポート提出時期や試験期間など多い時で1日1、2時間程度、仕事が忙しい時期などは全く勉強しない時期もありますが、通常時は1週間に1、2時間程度だったとおもいます。
コツコツ勉強を進めるタイプか、一気に進めるタイプかによって、勉強時間にも差が出てくると思いますが、私の場合は最初は時間のあるときにどんどんレポートを書いて提出し、試験はコツコツ1年かけて受験、試験前にじっくり勉強しなおすパターンでしたが、後半は試験申し込みの直前にレポートを書き、記憶の新しいうちに試験を受けるパターンが多かったです。
今の時代は、長時間労働は推奨されていませんし、どんどん労働時間も縮小傾向にあるので、勉強時間の確保はしやすい気がします。
迷っている方は思い切ってチャレンジしてみてください!